【松井証券MATSUI FX】リピート注文機能(自動売買)の発注方法を画像付きで解説!
こんにちはKei(@zerofx_kei)です。
2023年4月から『MATSUI FX』で業界初の1通貨単位のリピート注文機能の提供が開始されました。
リピートFXの発注を自動で管理してくれるので、初心者の方にも魅力的なサービス内容です。
今回は『MATSUI FXのリピート注文機能』を使った発注方法を画像付きで解説していきます。
難しい操作もなく、初心者の方でも簡単にリピートFXの運用をスタートできるので安心してくださいね♪
当ブログで公開中の『リピートFXおすすめ設定』を参考に投資家デビューしてみましょう♪
【MATSUI FX】リピート注文機能
実際にリピート注文の発注をしていく前に、『MATSUI FXのリピート注文機能』について確認していきましょう。
通常のFX取引とリピート注文機能利用時では、利用環境・取引機能について異なる点があるので注意が必要です。
後になって運用計画が狂わないようにしっかりと確認しておきましょう♪
【MATSUI FX】リピート注文機能 | |
手数料 | 無料 |
通貨ペア | 20ペア |
取引単位 | 1通貨〜 |
スワップ | 180円 |
スプレッド | 0.2銭 |
アプリ | なし |
デモ取引 | なし |
【リピート注文機能】利用時の注意点
MATSUI FXのリピート注文機能利用時の取引条件は、通常のFX取引と同じです。
スワップポイント・スプレッドも通常のFX取引と変わらないのは嬉しいですね♪
取引機能については通常のFX取引と異なる点があるので注意が必要です。
リピート注文機能利用時に注意しておきたいのは以下の3点!
・取引数量・注文値幅の変更はできない
・個別のポジションの損切りはできない
・スマホアプリでの注文設定は未対応※2023年7月対応予定
取引数量・注文値幅の変更はできない
リピート注文の設定を一度稼働すると、途中で『取引数量』『注文値幅(トラップ幅)』の変更はできません。
設定の変更ができるのは『益出し幅(決済幅)』のみとなっています。
『益出し幅』以外の設定を変更する場合は稼働中の設定を停止して、再度注文を出す必要があるので注意しましょう。
稼働中の設定を停止した場合、保有中のポジションと発注済みの注文の扱いについては以下の3パターン。
・ポジションとその決済注文は残して稼働停止
・ポジションは残し、その他すべての注文を取り消して稼働停止
・損益にかかわらずポジションをすべて決済、その他すべての注文を取り消して稼働停止
『ポジションとその決済注文は残して稼働停止』を選択するのが基本パターンになるかと思います。
稼働停止後ただちに新規設定を稼働する場合は、重複するポジションが出るので注意しましょう!
稼働停止時に「ポジションを残した場合」「ポジションを決済した場合」のメリット・デメリットについては以下のようになります。
ポジションを残せば含み損を確定させなくてすむ
⇒新規設定稼働後に重複するポジションが出る
ポジションをすべて決済すれば、新規設定稼働後のポジションの重複は防げる
⇒損益は強制的に確定されてしまう
運用プランや相場状況に合わせて、設定変更時のポジションの扱いを考えていきましょう。
個人的にはポジションは残しつつ決済されるのを待つか、徐々に損切りをしてポジション整理を進めるのがオススメです♪
個別のポジションの損切りはできない
リピート注文機能を使って保有したポジションは、成行注文を使った個別での損切りができないので注意しましょう!
個別で変更・取消が可能な注文は以下の通り。
価格変更 | 取消 | |
新規注文 | ✕ | ✕ |
決済注文(指値) | ○ | ✕ |
決済注文(逆指値) | ✕ | ✕ |
取得済みのポジションを本来予定していた価格以外で決済する場合、指値注文のみ変更可能です。
どうしても個別のポジションを損切りしたい場合は「現在のレート近辺」に指値注文を変更することで対応できます。
個別のポジションの損切り方法
例:1ドル=100円で買いポジションを取得
↓価格が下落
1ドル=99円となったので損切りをしたい場合
『1ドル=99円より上に指値注文を変更』
例⇒1ドル=99.1円に指値注文
少し値が戻ったタイミングで指値注文が掛かり損切りできる
スマホアプリでの注文設定は未対応
MATSUI FXのスマホアプリで通常のFX取引ができますが、リピート注文の発注には対応していません。
PCからお客様サイトへログインする必要があるので注意しましょう!
スマホアプリを使ったリピート注文機能の発注は2023年7月頃対応予定。
リピート注文に関して、スマホアプリからは約定履歴等の注文照会・口座状況の確認のみおこなえます。
PCを使った取引環境のない方は当ブログで紹介中の『手動リピートFX』で運用するか、リピート注文機能のスマホアプリ対応まで待ちましょう。
リピート注文機能はこんな人にオススメ♪
MATSUI FXのリピート注文機能はどのように活用したら良いでしょうか?
適した運用スタイル・適さない運用スタイルをまとめてみました。
適した運用スタイルは?
不向きな運用スタイルは?
手動リピートと比べて便利な自動リピートですが、設定変更時に保有していたポジションの処理がやや複雑になってきます。
頻繁に資金の追加や設定変更をする方には扱いづらいかもしれません。
逆にある程度資金を固定して余裕を持った運用をする方にとっては、手間が掛からずオススメの運用スタイルだと言えます♪
【リピート注文機能】発注方法を解説
『MATSUI FXのリピート注文機能』を使った発注方法を画像付きで解説していきます。
初めてリピート注文機能を使う方でも、画像と同じように設定を入力していけば運用をスタートできます。
私が実際に運用中の設定を例に発注例を紹介!
『豪ドル/円』『豪ドル/NZドル』の2通貨ペアのおすすめ設定を公開しますので、運用が初めての方でも始めやすいですよ♪
リピート注文の設定を決めたらさっそく運用を始めてみましょう♪
設定別の入力例を解説
当ブログで実際に運用中のリピート注文設定をもとに、発注方法を解説していきます。
今回紹介するオススメ設定は以下の3種類!
・【豪ドル/円】リスク回避型設定
初心者の方はまずこちら♪
・【豪ドル/円】2段階リピート設定
運用に慣れてきた方にオススメ♪
・【豪ドル/NZドル】リスク回避型設定
低資金でスタートできるのが魅力!
実際に運用した実績値とともに紹介していくので、気に入った設定を選んで運用をスタートしましょう♪
【豪ドル/円】リスク回避型設定
【豪ドル/円】リスク回避型設定 | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
想定値幅 | 1ドル=50円〜110円 |
買いレンジ | 50円〜80円 |
売りレンジ | 80.2円〜110円 |
注文値幅 | 20pips |
利益幅 | 50pips |
必要資金の目安 | 2,550円/1ドル |
想定利益率 | 4.2%/年 |
今回はこちらの設定をもとにリピート注文の発注をしていきます。
資金は10万円を想定していますので、取引数量は「10万円÷2,550円≒39通貨」となります。
実際の入力画面は1万通貨単位なので、39通貨の取引の場合「0.0039」と入力します。
発注入力の前に皆さんの運用資金をもとにした取引数量を計算しておきましょう♪
①買い注文を発注
まずは「1ドル50円〜70円」の範囲に買い注文を設定しましょう。
本来の買い注文を出す範囲は「1ドル50円〜80円」ですが、一度に設定すると範囲内の注文本数の上限である100本を超えてしまいます。
今回は買い注文を『1ドル50円〜70円』『1ドル70.2円〜80円』の2つに分けて設定します。
②残りの買い注文を発注
残りの買い注文を「1ドル=70.2円〜80円」の範囲に設定していきましょう。
画像と同じように入力できていれば問題ありません。
数量の項目だけは運用資金に応じて変更してくださいね♪
③売り注文を発注
次は売り注文の設定です。
まずは「1ドル=80.2円〜90円」の範囲に売り注文を設定しましょう。
買い注文と同様に範囲内の注文本数の上限である100本を超えないようにする必要があります。
今回は売り注文を『1ドル=80.2円〜90円』『1ドル=90.2円〜110円』の2つに分けて設定していきます。
④残りの売り注文を発注
残りの売り注文を「1ドル=90.2円〜110円」の範囲に設定していきましょう。
画像と同じように入力できていれば問題ありません。
以上ですべての設定は完了です。
あとは設定した通りに自動で売買を繰り返してくれるので、利益が増えていくのを待ちましょう♪
【豪ドル/円】2段階リピート設定
【豪ドル/円】2段階リピート設定 | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
【メインレンジ】買い | 70円〜80円 |
【メインレンジ】売り | 80.2円〜90円 |
【サブレンジ】買い | 50円〜69.8円 |
【サブレンジ】売り | 90.2円〜110円 |
注文値幅 | 20pips |
利益幅 | 100pips |
必要資金の目安 | 3,900円/1口 |
想定利益率 | 9.0%/年 |
想定レンジをメインレンジ・サブレンジに分けて、メインレンジに多くの資金を配分する『2段階リピート』を取り入れた設定です。
1口の取引単位に対してメインレンジでは2通貨、サブレンジでは1通貨といった具合に発注数量に変化をつけています。
価格がメインレンジで推移した場合により高い利益率に期待できます!
資金は10万円を想定していますので、取引口数は「10万円÷3,9000円≒25口」となります。
実際の入力画面は1万通貨単位なので、メインレンジでは口数を2倍にして「0.0050」、サブレンジでは「0.0025」と入力します。
発注入力の前に皆さんの運用資金をもとにした取引口数を計算しておきましょう♪
①メインレンジ買い注文を入力
まずはメインレンジの買い注文を「1ドル70円〜80円」の範囲に設定していきましょう。
メインレンジの取引数量は、必要資金をもとに計算した取引口数×2の値を入力します。
今回の取引口数は25口ですので、「25×2=50通貨」がメインレンジでの取引数量です。
間違いのないように注意しましょう!
②メインレンジ売り注文を入力
今度はメインレンジの売り注文を「1ドル=80.2円〜90円」の範囲に設定していきます。
画像と同じように入力できていれば大丈夫です。
入力ミスのないように落ち着いて確認しましょう♪
③サブレンジ買い注文を入力
次にサブレンジの買い注文を「1ドル50円〜69.8円」の範囲に設定していきます。
必要資金をもとに計算した「取引口数=サブレンジの取引数量」となります。
今回の取引口数は25口ですので、取引数量は25通貨(0.0025と入力)です。
間違いのないように注意しましょう!
④サブレンジ売り注文を入力
最後にサブレンジの売り注文を「1ドル90.2円〜110円」の範囲に設定していきます。
画像と同じように入力できていることを確認して、注文確認ボタンをクリックしましょう。
以上ですべての設定は完了です。
あとは設定した通りに自動で売買を繰り返してくれるので、利益が増えていくのを待ちましょう♪
【豪ドル/NZドル】リスク回避型設定
【豪ドル/NZドル】リスク回避型設定 | |
通貨ペア | 豪ドル/NZドル |
想定値幅 | 1.0000〜1.3800 |
買いレンジ | 1.0000〜1.1900 |
売りレンジ | 1.1920〜1.3800 |
注文値幅 | 20pips |
利益幅 | 60pips |
NZドル想定レート | 1NZドル=83円 |
必要資金の目安 | 1,065円/1通貨 |
想定利益率 | 3.7%/年 |
リピートFXで大人気の通貨ペア『豪ドル/NZドル(通称オージーキウイ)』のリピート設定です。
想定値幅が狭く少ない資金で取引できるのが魅力♪
安定した値動きをしやすい通貨ペアなので、初心者の方にもオススメです。
クロス円通貨ペアの1銭分(=1pips)の値動きに相当するのが、『0.0001(=1pips)』となります。
慣れないうちは間違えやすいので設定入力の際には気を付けましょう!
①買い注文を発注
まずは買い注文を「1豪ドル=1.0000〜1.1900NZドル」の範囲に設定します。
小数点以下の数字は間違えやすいので落ち着いて入力しましょう。
数量の項目は運用資金に応じた取引数量を入力します。
取引数量は「運用資金÷1,065円(必要資金の目安)」で計算しておきましょう♪
②売り注文を発注
今度は「1豪ドル=1.1920〜1.3800」の範囲に売り注文を設定します。
画像と同じように入力できていれば問題ありません。
以上ですべての設定は完了です。
あとは設定した通りに自動で売買を繰り返してくれるので、利益が増えていくのを待ちましょう♪
リピート注文の設定変更・稼働停止方法
自動的に売買を繰り返してくれるリピート注文機能ですが、あまり放ったらかしにするのは良くありません。
相場状況が変われば運用中の設定のパフォーマンスが落ちてしまう場合もあります。
資金を増やした場合には、無駄なく資金を回していくために取引数量の見直しも必要です。
相場の状況・運用資金に合わせて定期的に設定を見直すことが、利益を最大限に伸ばすポイント!
『MATSUI FXのリピート注文機能』で稼働中の設定の変更方法・稼働停止方法について確認していきましょう♪
リピート注文の設定変更方法
リピート注文の設定変更方法を確認しましょう♪
設定変更機能から変更できるのは『益出し幅(決済幅)』のみとなっています。
その他項目を変更する場合は設定の稼働停止後、新しく注文を発注する必要があるので注意!
当ブログでは毎月主要通貨ペアのATR数値にもとづいて最適な益出し幅を公開中です。
毎週更新の『手動リピートFX週次報告』記事内でも、実際に運用中の最新設定をお知らせしています。
運用方法でお困りの方は是非チェックしてみてください♪
①ログイン後設定照会画面へ
お客様サイトにログイン後、左側のメニュー一覧から『自動売買』を選択。
『設定照会』をクリックして設定照会画面へ進みます。
リピート注文発注時と同様に、パソコン版サイトにログインする必要があるので気を付けましょう!
②変更したい設定を選択
設定照会画面へ進むと発注済みの設定一覧が表示されます。
変更したい設定を確認して左側の『編集』ボタンをクリックしましょう。
発注済の設定が複数ある場合は間違えないように注意が必要です!
③設定状況の確認・変更
選択した設定の詳細が表示されます。
今回は益出し幅の変更なので『変更』をクリック。
注文値幅や注文数量の変更には対応していません。
もし変更したい場合は『設定の運用停止』⇒『新規注文の発注』という流れになります。
④益出し幅の再設定
変更後の益出し幅を設定します。
今回は益出し幅を60pips⇒70pipsに変更しています。
変更した益出し幅は新規で保有したポジションから反映されます。
変更時に保有していたポジションの決済注文に関しては、変更前の数値が適用となるで注意しておきましょう♪
リピート注文の稼働停止方法
リピート注文の稼働停止方法を確認しましょう♪
『注文値幅』『注文数量』を変更する場合は設定変更機能では対応できないので、稼働停止後にリピート注文を再発注する必要があります。
稼働停止時に保有していたポジションの扱いにも注意が必要です。
しっかりと理解してリピート注文機能を使いこなしていきましょう♪
①ログイン後設定照会画面へ
お客様サイトにログイン後、左側のメニュー一覧から『自動売買』を選択。
『設定照会』をクリックして設定照会画面へ進みます。
リピート注文発注時と同様に、パソコン版サイトにログインする必要があるので気を付けましょう!
②稼働停止したい設定を選択
設定照会画面へ進むと発注済みの設定一覧が表示されます。
稼働停止したい設定を確認して左側の『編集』ボタンをクリックしましょう。
発注済の設定が複数ある場合は間違えないように注意が必要です!
③設定状況の確認・稼働停止
選択した設定の詳細が表示されます。
右側の『運用停止』をクリックして設定の稼働を停止します。
運用停止後も設定の内容は保存されます。
再稼働したい場合も同様に設定照会画面から運用再開が可能です♪
④保有中のポジション・注文の処理を選択
保有中のポジションと発注済みの注文の処理を選択します。
『建玉・決済注文は残して運用終了』を選択すると、保有中のポジションの決済注文約定と同時に稼働終了となります。
基本的にはこのパターンを選択するケースが多いと思います。
任意の価格で決済したい場合は『建玉は残し、全ての注文を取り消して運用終了』を選択で、好きなタイミングでポジションを決済できます。
含み損を抱えていて相場の反転が見込めないような場合は、『建玉を決済し、全ての注文を取り消して運用終了』を選択し、損失を確定させることも1つの手段です。
状況に合わせて稼働停止時の処理を選んでいきましょう♪
リピート注文機能の解説まとめ
『MATSUI FXのリピート注文機能』を使った発注方法の解説は以上となります。
簡単操作で誰でも少額から運用を始められるので、初心者の方にもオススメのサービスです。
記事内で紹介したリピート注文設定を参考に運用を始めてみてくださいね♪
より詳しくリピートFXを学びたい方は当ブログで公開中の『初心者でも安心手動リピートFX講座』がオススメ!
入門編とステップアップ編でFXの基礎から、リピートFXの利益率を高めるテクニックまで詳しく解説しています。
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