【第5回】手動リピートFXの設定を決めよう〜初心者でも安心手動リピートFX講座〜

こんにちはKei(@zerofx_kei)です。
今回は手動リピートFX講座の第5回「手動リピートFXの設定を決めよう」の講義です。
第4回までの講義でFXの基礎を学び、手動リピートFXの仕組みを理解し、取引口座の準備が終わりました。
あとは資金を入金して資産運用スタートと行きたいところですが、最後に一つだけ重要な項目が残っています。
取引の前に手動リピートFXの設定を決めなければいけません。
私が運用している設定をメインにいくつかのパターンを紹介していきますので、この先大切な資産を運用していくための手動リピートFXの設定を一緒に決めていきましょう。







手動リピートFXの設定って何?


手動リピートFXの仕組みについては第3回の講義で紹介しましたが、実際に運用していく為には手動リピートFXの設定というものを決めなければいけません。
手動リピートFXで設定しておく数値は以下の3項目に分けられます。
①想定する値幅
②トラップを設置する間隔
③利益を確定する値幅
手動リピートFXの設定を決める際には以上の3項目について決めておく必要があります。
それぞれについてどのような意味合いがあるのか順番にチェックしていきましょう。



①「想定する値幅」
「想定する値幅」とはその言葉通り、手動リピートFXを運用していく上でどれくらいの価格の変動を想定しておくかということです。
①想定する値幅
広い値幅を想定しておくほどロスカットの可能性を低くして安定した運用が見込めますが、資金効率は落ちます。
逆に狭い値幅の想定で運用すればロスカットの可能性こそ高くはなりますが、資金効率は上がり多くのリターンを見込めます。
初めての方はとにかくリスクを抑える為にも広い値幅を想定して運用することをオススメします。
しっかりと理解して慣れてきた段階で想定値幅を狭くして、より積極的な運用をしていくのもありだとは思います。
それでもやはり急激な価格変動の際の対応策をしっかりと考えておく必要があります。
②「トラップを設置する間隔」
「トラップを設置する間隔」とは想定した値幅の範囲内にどれだけの間隔でトラップを仕掛けていくかということです。
②トラップを設置する間隔
トラップの間隔が狭ければ狭いほど、買い注文や売り注文が執行される頻度が増しますのでコンスタントに利益を積み上げていくことが可能となります。
しかしより多くのポジションを抱えることになりますので、ロスカットを防ぐために多くの資金が必要となります。
逆にトラップの間隔を広げると買い注文や売り注文が執行される頻度は少なくなるので、利益は積み上がりにくくなります。
当然必要資金はトラップの間隔を広げたほうが少なくなりますが、あまりに広げすぎると資産運用として非常に効率の悪いものになってしまいます。
資金と相談して適度なバランスを考えていくことが重要となります。
③「利益を確定する値幅」
「利益を確定する値幅」とはトラップが発動してポジションを持った場合に、そのポジションにどれだけ利益が乗ったら決済をするかということです。
③利益を確定する値幅
利益を確定する値幅が広ければ広いほど、ポジションが決済された場合の利益は大きくなります。
しかし値幅を広げすぎると想定した価格まで上がりきらずに相場が反転してしまったり、思うように利益が確定出来ないということが多々あります。
逆に値幅を狭くしすぎると、ポジションを持った場合に少しの価格変動で利益を確定することが出来る反面、積み上がる利益は少なくなってしまいます。
やはり資産運用としての魅力を引き出すためにも、それなりの利益が出る値幅で決済をしていく必要があります。
以上が手動リピートFX設定の各項目についての解説となります。
それぞれの設定を変更した場合のメリット、デメリットについてしっかりと把握しておきましょう。
手動リピートFXのオススメの設定は?


ここまでで手動リピートFXの設定については理解していただけたと思います。
ですが、いきなり自分で設定を決めて運用していけと言われてもなかなか難しいですよね。
そこで私が実際に運用している設定を含めて、初心者の方でも運用がしやすい4パターンを紹介していきます。



オススメの手動リピートFX設定①
こちらがブログ開設から1年間、私が実際に運用していた手動リピートFXの設定です。
想定値幅として豪ドル/円の史上最安値と最高値をしっかりとカバーしていますので、かなりリスクを避けた設定となっています。
おすすめ設定① | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
想定値幅 | 1ドル=50円〜110円 |
買いトラップ | 50円〜80円 |
売りトラップ | 80.2円〜110円 |
トラップ幅 | 20pips |
決済幅 | 50pips |
必要資金(想定値幅の下限) | 2,550円/1ドル |
必要資金(想定値幅の上限) | 2,910円/1ドル |
初心者の方でも安心して運用が出来ますし、リスクを避けるために資金効率は落としていますが十分なリターンが得られると思います。
私の実績では年間3%〜5%ほどのリターンが見込める設定となっています。
必要資金という言葉が出てきますが詳細は次の項目で解説をしています。
その他用語についてもいくつか解説をしていますのでご確認ください。
オススメの手動リピートFX設定②
こちらは私が運用していたオススメ設定①のトラップ幅の部分だけを変更した設定となります。
トラップ幅を20pips→30pipsに変更したことでトラップの総数が抑えられ、必要資金も少なくなっています。
おすすめ設定② | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
想定値幅 | 1ドル=50円〜110円 |
買いトラップ | 50円〜80円 |
売りトラップ | 80.2円〜110円 |
トラップ幅 | 30pips |
決済幅 | 50pips |
必要資金(想定値幅の下限) | 1,700円/1ドル |
必要資金(想定値幅の上限) | 1,940円/1ドル |
必要資金は少なくなりますが、当然トラップが発動する回数が減るので利益が積み重なる速度も緩やかになります。
資金はまだ少ないけど少しでも取引数量を増やしたいという方にオススメの設定です。
オススメの手動リピートFX設定③
こちらは私が運用していたオススメ設定①の想定値幅の部分だけを変更した設定となります。
想定値幅を狭めたことにより、必要資金は大幅に抑えられています。
実際に私が運用していた設定では年利3%〜5%のペースで利益が出ていますので、こちらの設定では当然より大きなリターンが見込めます。
おすすめ設定③ | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
想定値幅 | 1ドル=60円〜100円 |
買いトラップ | 60円〜80円 |
売りトラップ | 80.2円〜100円 |
トラップ幅 | 20pips |
決済幅 | 50pips |
必要資金(想定値幅の下限) | 1,240円/1ドル |
必要資金(想定値幅の上限) | 1,400円/1ドル |
実際にはこれぐらいの想定値幅でもロスカットされる心配もなく運用が出来るのですが、リーマンショッククラスの金融危機が起こった場合には何かしらの対策を打たないと危ないです。
直近でもコロナ後の相場の急変動の際には一時的に豪ドル/円のレートは1ドル60円を割り込んでいます。
対策としては少し必要資金に余裕を持って運用したり、急変動の際には追加の資金投入、損切りによるポジション整理等が考えられます。
こちらに関しては手動リピートFX講座第7回にて詳しく解説しています。


オススメの手動リピートFX設定④
こちらはオススメ設定③のトラップ幅の部分だけを変更した設定となります。
必要資金は他の設定と比べても圧倒的に少なく抑えられています。
おすすめ設定④ | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
想定値幅 | 1ドル=60円〜100円 |
買いトラップ | 60円〜80円 |
売りトラップ | 80.2円〜100円 |
トラップ幅 | 30pips |
決済幅 | 50pips |
必要資金(想定値幅の下限) | 830円/1ドル |
必要資金(想定値幅の上限) | 940円/1ドル |
資金が少ない初期の段階でもそれなりに多くの取引数量で運用が出来ますので、取引1回あたりの利益も大きく運用が楽しめると思います。
トラップ幅を広げたことによりトラップが発動する回数が減る点や、オススメ設定③と同様に狭めの想定値幅となっていますのでリスク管理が重要となってきます。
用語と補足説明
おすすめ設定の紹介で使用した用語の解説と必要資金に関しての補足説明となります。
特に必要資金に関する項目は重要ですので是非目を通しておいてください。
pipsとは?
トラップ幅と決済幅の項目に使われている「pips」という単位は「1pips=1銭」の値動きを指します。
例えば先ほど紹介した手動リピートFX設定①でしたら、20銭(20pips)価格が変動するたびにトラップを仕掛け、それぞれのポジションが50銭(pips)価格が有利な方向に動いたら決済をするという意味になります。
必要資金とは?
必要資金というのはトラップを仕掛ける際に一度に何ドルずつ発注をすればいいのか(取引数量)を決める為の数値となります。
例えば必要資金が2,550円/1ドルの設定で5万円運用する場合には「50,000÷2,550=19.6」となるので、小数点以下を切り捨てて取引数量は19ドルとなります。
つまりトラップを設置する際の注文数量は19ドルとなります。
実際に設定した価格になったら19ドルの買いポジション(もしくは売りポジション)を取得し運用していくという意味になります。
必要資金に関しての注意事項
必要資金に関しては、想定値幅の下限に達した場合と上限に達した場合で必要証拠金が異なるので、大きく差が出てきます。
私の場合は資金効率の観点から「想定値幅の下限に達した場合」を基準に2,550円/1ドルの必要資金で運用しています。
ですので、実際に価格が想定値幅の上限に近づいた際には、「資金の追加」であったり、「損切りによるポジション整理」が必要であることをご理解ください。
手動リピートFXに必要な資金やロスカット価格の計算が出来る「手動リピートFX設定管理ツール」も公開中です。
下記記事内にて利用できますので、手動リピートFXの資金管理に役立ててみてください。


くまくまの手動リピートFX相談室


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【第5回】手動リピートFX講座まとめ


以上で手動リピートFX講座第5回「手動リピートFXの設定を決めよう」の講義は終了です。
今回までの講義で手動リピートFXを始める為の全ての準備は完了です。
あとは実際に運用をしてみて取引に慣れていきましょう。
ということで次回第6回の講義は「手動リピートFXの注文を出してみよう」となっています。
実際の取引でどのように注文を出していけばいいのかの説明を進めていきます。
ポイ活で貯めたポイントが手動リピートFXで更に利益を生み出してくれるようになるのです。
労働以外でお金を生み出す仕組みを持つというのは、必ず今後の人生を考えた場合に役に立ってくるはずです。
少し大袈裟かもしれませんが、その一歩を私と一緒に踏み出していきましょう。