【比較】リピートFXは手動と自動のどちらがオススメ?メリットとデメリットを解説!
こんにちはKei(@zerofx_kei)です。
当ブログでは『SBI FXトレード』を利用した1通貨単位の手動リピートFXの運用方法をメインで紹介しています。
2023年4月から『MATSUI FX』で業界初の1通貨単位のリピート注文機能の提供が開始されました。
リピートFXの発注を自動で管理してくれるので初心者の方にも魅力的なサービス内容です♪
今回は『手動リピートFX』と『自動リピートFX』のメリット・デメリットを比較検証していきます。
どちらも一長一短ですので、運用を始める前に特徴を理解して自分に合った運用スタイルを選んでいきましょう♪
MATSUI FXのリピート注文機能
MATSUI FXは2023年4月より1通貨単位のリピート注文機能の提供を開始。
マネースクエアの『トラリピ』を中心に人気の高いリピートFXですが、1通貨単位のリピート注文機能はMATSUI FXだけ!
初心者の方でも当ブログの運用設定をマネするだけで、少額から取引がスタートできます♪
MATSUI FXのリピート注文機能の概要と、取引開始までの流れを簡単に確認していきましょう。
MATSUI FXリピート注文のコストは?
MATSUI FXのリピート注文機能の取引手数料、自動売買手数料はすべて無料。
1通貨単位のリピート注文機能が実質無料で使い放題!
リピートFX業界にとって革新的なサービスとなっています。
手数料はすべて無料!
【画像引用:matsui.co.jp/fx】
実質手数料がすべて無料なのがMATSUI FXのリピート注文の魅力です。
皆さん『実質』という言葉が引っかかりませんか?
FX取引において『スプレッド』『スワップポイント』の2つが実質的なコストとして収益に影響してきます。
MATSUI FXは『スプレッド』『スワップポイント』ともにリピート系FX業者として業界最高水準で提供されています。
MATSUI FXなら実質的なコストを他社よりも低く抑えることが可能。
長く運用するほどに他社を利用した場合と比べて有利になるのでおすすめです♪
良心的なスプレッド水準!
【画像引用:matsui.co.jp/fx】
リピート注文機能を提供している業者の中には、通常の取引よりもスプレッドが広く設定されている業者も多いです。
MATSUI FXではリピート注文利用時のスプレッドも他社と比べて狭く設定されています。
リピート注文機能を提供するFX業者の中には、スプレッド(売値と買値の差)が通常の取引よりも広く設定されていて、コストがかさんでしまうケースが存在します。
MATSUI FXのリピート注文のスプレッドは業界最狭水準で、取引にかかるコストを抑えることができます♪
人気通貨ペアのスワップポイントを改善!
【画像引用:matsui.co.jp/fx】
MATSUI FXではリピート注文機能リリースに合わせて、人気通貨ペアのスワップポイントが改善されました。
改善されたのは『NZドル/円』『NZドル/米ドル』『豪ドル/NZドル』『カナダドル/円』『ユーロ/ポンド』の5通貨ペア!
特にマイナススワップが大幅に改善!
長期でポジションを保有することの多いリピートFXでは、コストを大幅に抑えられるのでありがたいですね♪
リピート注文機能利用時のスワップポイントも、通常の取引と同じ水準で提供されています。
便利なリピート注文機能を使わない手はありませんね♪
・人気通貨ペアのスワップポイントも大幅に改善!
取引の流れを確認しよう
MATSUI FXのリピート注文機能は簡単3ステップで発注が完了します。
これなら簡単にリピート注文機能を使った運用が始められますね♪
リピート注文機能の利用にはパソコン版サイトにログインする必要があるので注意しましょう。
※2023年7月スマホアプリにも対応予定
ステップ1『自動売買を選択』
【画像引用:matsui.co.jp/fx】
MATSUI FXの口座にログインしたら左側のメニューから『自動売買』を選択します。
選択後画面が切り替わりますので、リピート注文の設定を進めていきましょう♪
ステップ2『通貨ペアを選択』
【画像引用:matsui.co.jp/fx】
リピート注文機能を使って運用したい通貨ペアを選択しましょう♪
MATSUI FXでは豊富な20種類の通貨ペアが用意されています。
通貨ペア選択後は売買区分を選択します。
リピートFXの『買いトラップ』『売りトラップ』の設定は別々におこないます。
ステップ3『リピート設定を入力』
【画像引用:matsui.co.jp/fx】
最後に運用していくリピート注文の設定を入力します。
入力は以下の4項目で完了します。
・トラップ幅
・決済幅
・運用停止ライン※任意で設定
数値を入力できたら『注文確認』のボタンをクリックして設定は完了です。
あとは自動で売買を繰り返してくれるので利益が増えていくのを待つだけ♪
放置するだけでなく、定期的に資金管理や設定の見直しを実施していきましょう。
相場の状況に合わせて戦略を考えるのが利益を伸ばすポイントとなります。
リピートFXの設定については下の記事で詳しく解説しています。
運用が初めての方は一度確認しておきましょう♪
当ブログで毎週公開しているリピートFXの週次報告記事にて、実際に私が運用している設定も公開中です。
そちらも是非参考にしてみてくださいね♪
リピート注文の取引条件を比較
リピートFXは手動と自動のどちらが良いの?
その大きな判断材料の1つが『取引コスト』です。
リピート注文機能は手数料無料で利用できる業者が多いですが、通常のFX取引と比べ『スプレッド』『スワップポイント』の面から不利なケースも。
取引条件の違いが収益にどれほど影響するのか、各社の数値を比較・分析していきましょう♪
主要各社の取引条件は?
私が実際にリピートFXの運用をしている『SBI FXトレード』『MATUI FX』とトラリピで有名な『マネースクエア』3社の取引条件を比較していきます。
各社ともに取引手数料は無料ですので先ほど解説した『スプレッド』『スワップポイント』の2点を比較してみましょう。
比較通貨ペアは当ブログでメインで運用している『豪ドル/円』とします。
2023年4/19現在 | スプレッド | スワップポイント | |
SBI FXトレード | 0.58銭 | 買 86円 | 売 -91円 |
MATSUI FX | 0.7銭 | 買 72円 | 売 -102円 |
マネースクエア | 非公開 | 買 79円 | 売 -107円 |
取引条件ではリピート注文機能を搭載していない『SBI FXトレード』が断然有利!
コスト面を意識するのであれば多少手間は掛かりますが、手動リピートに軍配が上がります♪
『MATSUI FX』『マネースクエア』のリピート注文機能はとても便利なので、取引条件で『SBI FXトレード』に劣るのは致し方ない部分もあるかと思います。
リピート注文機能を提供している2社の比較では『MATSUI FX』の方がやや有利という結果に。
『マネースクエア』のスプレッドは非公開となっていますので今回比較はできませんでしたが、おそらく『MATSUI FX』と同等かやや広めの設定かと思われます。
・リピート機能提供2社の比較では『MATSUI FX』に軍配!
【取引条件の違い】実際の影響は?
それでは取引条件の違いが、実際の取引に与える影響はどれほどなのでしょうか?
先ほど比較した条件をもとに検証していきましょう♪
以下の条件での運用を仮定して、『SBI FXトレード』『MATSUI FX』『マネースクエア』3社の実質的な運用コストを算出していきます。
『マネースクエア』のスプレッドは非公開ですので『MATSUI FX』と同じ0.7銭と仮定します。
・決済注文の約定件数は20件/月とする
・スワップは過去3ヶ月の実績値をもとに算出
設定した条件をもとに算出した各社の『1ヶ月あたりの実質コスト』は以下の通り。
1ヶ月あたりの実質コスト比較 | |||
スプレッドコスト | マイナススワップ | 合計 | |
SBI FXトレード | 116円 | 4,304円 | 4,420円 |
MATSUI FX | 140円 | 4,820円 | 4,960円 |
マネースクエア | 140円 | 5,035円 | 5,175円 |
コストを比較した結果はやはり『SBI FXトレード』を利用した手動リピートが断然おトク!
リピート注文機能を搭載した2社の比較では『MATSUI FX』がやや有利という結果に!
わずかな差に感じるかもしれませんが、運用期間が長くなるほどに大きな差となって現れてきます。
1通貨単位の取引に対応しているという点でも
・手動リピートなら『SBI FXトレード』
・自動リピートなら『MATSUI FX』
を私はおすすめしています♪
今回『SBI FXトレード』での実際の運用実績をもとに各社のマイナススワップの影響を計算しました。
算出方法について以下詳しく解説しましたので、気になる方は参考にしてみてください。
「計算は苦手だから結果だけでいい!」という方は読み飛ばしても大丈夫ですよ♪
・長期で運用するなら取引業者はしっかり選びたい!
マイナススワップの算出について
マイナススワップの影響に関しては、値動きやそれにともなうポジション保有量の推移により変化してきます。
すべてのパターンを考慮し計算することは不可能ですので、私の過去3ヶ月の決済注文ベースの実績値をもとに算出しました。
※決済注文ベースですので、未決済のポジション分に関しては除外。
該当期間の私の取引数量は38通貨でしたので、1000通貨取引時の値を算出するために「実績値×1000/38」の処理をしています。
期間中の実際の取引はすべての新規注文が売りポジションとなっていたため、常にマイナススワップが発生していたという状況です。
【SBI FXトレード】マイナススワップ実績値 | ||
38通貨実績値 | 1000通貨換算 | |
2023年1月 | −72円 | −1,893円 |
2023年2月 | −15円 | −394円 |
2023年3月 | −404円 | −10,625円 |
1ヶ月あたりの平均値 | −4,304円 |
『MATSUI FX』『マネースクエア』の2社に関しては、実際の運用実績がありません。
『SBI FXトレード』のスワップポイント実績に対する各社のスワップポイント付与率をもとに推定値を算出しました。
各社の1,000通貨換算でのマイナススワップ推定値は以下の通り。
【MATSUI FX】マイナススワップ推定値 | |
1,000通貨換算推定値 | |
2023年1月 | −2,120円 |
2023年2月 | −441円 |
2023年3月 | −11,900円 |
1ヶ月あたりの平均値 | −4,820円 |
【マネースクエア】マイナススワップ推定値 | |
1,000通貨換算推定値 | |
2023年1月 | −2,214円 |
2023年2月 | −460円 |
2023年3月 | −12,431円 |
1ヶ月あたりの平均値 | −5,035円 |
今回の計算結果はあくまでも『推定値』であり、実際の運用結果とは誤差が生じる点をご了承ください。
運用する設定や相場状況によってもマイナススワップの影響は変わってきます。
影響を考慮する際の目安の1つとしてお考えください。
【リピート注文】手動・自動どちらが優秀?
リピートFXは手動と自動どちらを選ぶべきでしょうか?
コスト面だけを見れば手動リピートのほう優秀です。
最初に述べたように『手動リピート』と『自動リピート』はどちらも一長一短で、メリットもデメリットも存在します。
結局は自身の運用スタイルと相談するのがベストですが、一度それぞれの『メリット』『デメリット』についても比較していきましょう♪
手動リピートのメリットは?
①コストの安さ!
手動リピートを採用する最大のメリットは『コストの安さ』です。
長期での運用が前提のリピートFXでは、小さなコストの積み重ねがやがて大きな差となって現れてきます。
多少の手間は惜しまないので利益を最大化したい!という方は手動リピートを選んでみましょう♪
②相場観が身につく!
コスト面以外では『相場観が身につく』というメリットもあげられます。
手動リピートは決済注文が約定されるたびに手動でリピート注文を発注します。
必然的に値動きやマーケット情報も頭に入ってきますので、相場に対する自分なりの考えも生まれてくることでしょう。
相場観が身につくことで柔軟にリピートFXの設定を変更し、局面を乗り切っていく力も身につきます。
・相場観が身につき臨機応変に対応できる!
手動リピートのデメリットは?
①手間がかかる
手動リピートを採用するデメリットの1つが『手間がかかること』です。
設定の入力だけで一括でリピート注文まで管理してくれる自動リピートと違って、手動リピートはそのすべてを手作業でおこなう必要があります。
作業時間の目安としては
①トラップの設置から運用開始までに約1時間
②決済注文約定ごとのリピート注文発注に約1分
といった感じになります。
特に最初のトラップの設置に時間がかかるので、不慣れな方にとっては負担の大きい作業となってしまいます。
②一括で設定変更を反映できない
私が考える手動リピート最大の欠点が『一括で設定変更を反映できない』ことだと思います。
運用を続ける間に想定レンジや決済幅といった設定を変更する必要が生じてきます。
自動リピートであれば設定管理画面で数値を変更すれば完了します。
しかし手動リピートではすべての注文を手作業で再発注するほかありません。
多くの時間を必要とし現実的な手段ではないので、実際の運用ではリピート分から設定変更を反映させた注文を出すことで対処しています。
・設定変更には迅速に対応ができない
自動リピートのメリットは?
①時間をほとんど取られない!
自動リピートを採用する最大のメリットは『時間をほとんど取られない』こと。
一度設定を決めてしまえばその後の発注は自動でおこなってくれます。
一日に何度も約定メールをチェックして、リピート注文を発注する手間が省けるのはありがたいですね♪
うっかりリピート注文の発注を忘れてしまった!というような心配もなくなるので、初心者の方でも始めやすいのが自動リピートの魅力です。
②設定の変更も簡単!
自動リピートでは設定入力画面で入力した内容が一括で反映されるので、設定の変更も簡単に完了します♪
リピートFXの決済幅は相場状況に合わせて定期的に見直すのが効果的。
当ブログでも毎月主要通貨ペアの最適決済幅を公開しています。
自動リピートなら決済幅の変更も1分あればできるので、無駄なく効率的に利益を高めることができます。
・簡単操作で相場状況に合わせた設定変更が可能!
自動リピートのデメリットは?
①コストがやや割高
自動リピートを採用するデメリットの1つが『コストがやや割高』なことです。
先ほど検証したように自動リピートでは、スプレッド・スワップポイントによる実質的なコストが手動リピートよりも割高となります。
自動リピートの機能は非常に便利ですので、割高になったコスト以上の価値は間違いなくあります。
ですが徹底的に利益にこだわりたい方にとっては、無視できないポイントでもあります。
②自主的な学びが不可欠
もう1点は直接的には収益と関係ありませんが『自主的な学びが不可欠』という点にあります。
自動リピートは最初に設定さえ決めてしまえば、半永久的に自動で売買を繰り返してくれます。
極論を言ってしまえば、値動きやマーケット情報を一切見ることなく稼ぐことも可能なわけです。
しかし長期にわたって安定的に資産を形成するためには、ある程度の知識も必要不可欠です。
相場状況に合わせて柔軟に対応していくためにも、自主的に学んでいく姿勢も大切になってきます。
・ある程度の情報収集・学びは不可欠!
【結論】運用スタイルに合わせよう
ここまで『手動リピート』『自動リピート』のメリット・デメリットを比較してきました。
どちらが優秀かと言われれば正直なところ答えは出ません。
あえて答えを出すのであれば『運用スタイルに合わせて選ぶ』ということです。
⇒自動リピートがおすすめ
投資を学びつつ少しでも利益を増やしたい!
⇒手動リピートがおすすめ
今までは1通貨単位でリピートFXをするには『手動リピート』しか手段がありませんでした。
2023年に『MATSUI FX』がリピート注文機能の提供を開始したことで『1通貨単位の自動リピート』が誰でも始められるようになりました。
初心者の方でも運用開始までのハードルはグッと下がりましたので、自身の運用スタイルと相談してリピートFXを始めてみましょう♪
リピートFX比較まとめ
『手動リピートFX』と『自動リピートFX』の比較検証については以上です。
当ブログでは【豪ドル/円】を手動リピートで、【豪ドル/NZドル】を自動リピートでそれぞれ運用しています。
実際の運用経過やリピート設定も公開していますので、初めての方は私の運用をコピーして運用を初めてみるのもアリです♪
初心者の方でもリピートFXの基礎が学べる『初心者でも安心手動リピート講座』も公開中です!
画像付きで丁寧な解説を心がけていますので、リピートFXに興味のある方はチェックしてみてくださいね。
MATSUI FXのリピート注文機能の提供開始に合わせて、リピート注文の発注方法の解説記事を作成中です。
近日公開予定ですので『操作方法が分からない』とお困りの方は参考にしていただけると嬉しいです。