【手動リピートFX設定管理ツール】1通貨単位の少額から簡単に計算可能!
こんにちはKei(@zerofx_kei)です。
手動リピートFXにも慣れてきて、そろそろ設定を自分で決めてみたいという方も多いのではないでしょうか?
オリジナルの設定で運用する場合の必要資金やロスカット価格の計算はとても面倒ですよね。
計算フォームを提供している取引業者もありますが、私のように少額で運用している場合の計算には対応していない場合がほとんどです。
今回当ブログの読者の皆さんに使っていただけるように、1通貨単位の取引数量から利用可能な「手動リピートFX設定管理ツール」を作ってみました。
数値を入力するだけで簡単に計算できるので是非使ってみてください。
手動リピートFX設定管理ツール
オリジナルの手動リピートFX設定を決める際の必要資金計算が出来るツールを作成しました。
以下の5項目を入力すると取引1通貨あたりの必要資金と、取引可能数量を確認することが出来ます。
・運用資金
・想定値幅の上値
・想定値幅の下値
・買いトラップ、売りトラップを切り替える価格
・トラップ幅
想定価格の上限に達した場合と下限に達した場合では、ロスカットされないための必要証拠金が異なってきます。
計算フォームではそれぞれどちらを基準にするかで項目を分けて表示しています。
実際の使用方法
私の手動リピートFX設定をもとに「手動リピートFX設定管理ツール」の使い方を解説していきます。
実際に私が運用している手動リピートFX設定は以下のようになっています。
私の手動リピートFX設定 | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
買いトラップ | 50円〜80円 |
売りトラップ | 80.2円〜110円 |
トラップ幅 | 20pips |
決済幅 | 50pips |
必要資金(想定値幅の下限) | 2,550円/1通貨 |
必要資金(想定値幅の上限) | 2,910円/1通貨 |
今回はこの手動リピートFX設定をもとに設定管理ツールに数値を入力していきましょう。
入力方法は簡単で①〜⑤の項目に必要な数値を入力していくだけです。
④の項目に関しては注意が必要なのですが、トラップの売買を切り替える価格として一番高い買いトラップの価格を入力してください。
今回④の項目には80と入力しましたので、1ドル=80円までが買いトラップ、1ドル=80.2円から上が売りトラップということになります。
入力出来る数値は整数のみとなっています。
80.2などの小数点以下の数値には対応していませんのでご了承ください。。
計算ツール入力例
数値の入力が終わったら「計算する」と書かれたボタンを押します。
すると入力した手動リピートFXの設定に応じた必要資金と取引可能数量が表示されます。
⑥と⑦の項目はそれぞれ想定値幅の上限、下限に達した場合に証拠金維持率100%を維持するために必要な1通貨あたりの資金となっています。
想定値幅の上限に達した場合と下限に達した場合ではロスカットされないための必要証拠金の金額が変わってきます。
それぞれ項目を分けて表示されますので、どちらを基準にして取引をするかお好みで選んでみてください。
私は想定値幅の下限を基準とすることでより少ない金額で取引をしています。
想定値幅の下限を基準とした場合、上値のロスカットラインは想定値幅よりも若干低くなります。
実際に想定値幅の上限に価格が近づいた場合は、以下の方法でロスカットを防いでいきましょう。
・資金の追加入金
・新規注文の停止
・損切りによるポジション整理
最後に⑧と⑨の項目に表示される数字が実際に発注可能な通貨数となります。
トラップを設置したりリピート注文を出す際にこの数字をもとに注文を出していけばOKです。
私の場合は想定値幅の下限を基準としていますので、⑧の項目に表示された数字が基準となります。
今回の場合⑧の項目に表示された13という数字にもとづいて、手動リピートFXの注文の際には13ドルずつ発注していくということになります。
2段階手動リピート版設定管理ツール
こちらは2段階手動リピートFX版の設定管理ツールとなります。
以下の項目を入力すると取引1口あたりの必要資金と、取引可能口数を確認することが出来ます。
・運用資金
・メインレンジの上値、下値
・サブレンジの上値、下値
・買いトラップ、売りトラップを切り替える価格
・トラップ幅
・資金配分係数
想定価格の上限に達した場合と下限に達した場合では、ロスカットされないための必要証拠金が異なってきます。
計算フォームではそれぞれどちらを基準にするかで項目を分けて表示しています。
実際の使用方法
私の手動リピートFX設定をもとに「手動リピートFX設定管理ツール」の使い方を解説していきます。
実際に私が運用している手動リピートFX設定は以下のようになっています。
私の2段階手動リピートFX設定 | |
通貨ペア | 豪ドル/円 |
メインレンジ買い | 70円〜80円 |
メインレンジ売り | 80.2円〜90円 |
サブレンジ買い | 50円〜69.8円 |
サブレンジ売り | 90.2円〜110円 |
トラップ幅 | 20pips |
決済幅 | 70pips |
資金配分係数 | 2 |
必要資金 | 3,900円/1口 |
今回はこの手動リピートFX設定をもとに設定管理ツールに数値を入力していきましょう。
入力方法は簡単で①〜⑧の項目に必要な数値を入力していくだけです。
⑥の項目に関しては注意が必要なのですが、トラップの売買を切り替える価格として一番高い買いトラップの価格を入力してください。
今回⑥の項目には80と入力しましたので、1ドル=80円までが買いトラップ、1ドル=80.2円から上が売りトラップということになります。
入力出来る数値は整数のみとなっています。
80.2などの小数点以下の数値には対応していませんのでご了承ください。
計算ツール入力例
数値の入力が終わったら「計算する」と書かれたボタンを押します。
すると入力した手動トラリピの設定に応じた必要資金と取引可能数量が表示されます。
計算結果表示画面
①と②の項目はそれぞれサブレンジの上限、下限に達した場合に証拠金維持率100%を維持するために必要な1口あたりの資金となっています。
サブレンジの上限に達した場合と下限に達した場合ではロスカットされないための必要証拠金の金額が変わってきます。
それぞれ項目を分けて表示されますので、どちらを基準にして取引をするかお好みで選んでみてください。
私は想定値幅の下限を基準とすることでより少ない金額で取引をしています。
想定値幅の下限を基準とした場合、上値のロスカットラインは想定値幅よりも若干低くなります。
実際に想定値幅の上限に価格が近づいた場合は、以下の方法でロスカットを防いでいきましょう。
・資金の追加入金
・新規注文の停止
・損切りによるポジション整理
最後に③と④の項目に表示される数字が実際に発注可能な口数となります。
トラップを設置したりリピート注文を出す際にこの数字をもとに注文を出していけばOKです。
私の場合は想定値幅の下限を基準としていますので、④の項目に表示された数字が基準となります。
今回の場合④の項目に表示された「12」という数字と設定した資金配分係数「2」にもとづいて、取引数量を計算するので
・メインレンジでの取引数量は12×2=24(ドル)
・サブレンジでの取引数量は12(ドル)
となります。
豪ドル/NZドル版設定管理ツール
私がサブで運用している豪ドル/NZドルの資金管理が出来る「設定管理ツール」を作成しました。
計算フォーム自体は豪ドル/NZドル用の入力フォームとなっていますが、クロス円以外の通貨ペアで利用可能です。
実際の使用方法
【豪ドル/NZドル】手動リピートFX設定 | |
通貨ペア | 豪ドル/NZドル |
想定値幅 | 1.0000〜1.3800 |
買いトラップ | 1.0000〜1.1900 |
売りトラップ | 1.1920〜1.3800 |
トラップ幅 | 20pips |
決済幅 | 50pips |
NZドル想定レート | 1NZドル=80円 |
必要資金(想定値幅の下限) | 1,026円/1通貨 |
必要資金(想定値幅の上限) | 1,142円/1通貨 |
今回はこの手動リピートFX設定をもとに設定管理ツールに数値を入力していきましょう。
入力方法は簡単で①〜⑥の項目に必要な数値を入力していくだけです。
④の項目に関しては注意が必要なのですが、トラップの売買を切り替える価格として一番高い買いトラップの価格を入力してください。
今回④の項目には「1.1900」と入力しましたので、1豪ドル=1.1900NZドルまでが買いトラップ、1豪ドル=1.1920NZドルから上が売りトラップということになります。
計算ツール入力例
数値の入力が終わったら「計算する」と書かれたボタンを押します。
すると入力した手動リピートFXの設定に応じた必要資金と取引可能数量が表示されます。
計算結果表示画面
⑦と⑧の項目はそれぞれ想定値幅の上限、下限に達した場合に証拠金維持率100%を維持するために必要な1通貨あたりの資金となっています。
想定値幅の上限に達した場合と下限に達した場合ではロスカットされないための必要証拠金の金額が変わってきます。
それぞれ項目を分けて表示されますので、どちらを基準にして取引をするかお好みで選んでみてください。
私は想定値幅の下限を基準とすることでより少ない金額で取引をしています。
想定値幅の下限を基準とした場合、上値のロスカットラインは想定値幅よりも若干低くなります。
実際に想定値幅の上限に価格が近づいた場合は、以下の方法でロスカットを防いでいきましょう。
・資金の追加入金
・新規注文の停止
・損切りによるポジション整理
最後に⑨と⑩の項目に表示される数字が実際に発注可能な通貨数となります。
トラップを設置したりリピート注文を出す際にこの数字をもとに注文を出していけばOKです。
私の場合は想定値幅の下限を基準としていますので、⑨の項目に表示された数字が基準となります。
今回の場合⑨の項目に表示された48という数字にもとづいて、手動リピートFXの注文の際には48ドルずつ発注していくということになります。
計算ツール使用時の注意事項
手動リピートFX設定管理ツール使用にあたっていくつか注意事項があります。
設定管理ツールを使って表示される計算結果には、スプレッドやポジションを保有した際のスワップポイントは反映されていません。
なお必要資金に関しては計算式に基づいて結果を表示していますが、計算結果には端数の処理の関係で少なからず誤差が生じることをご理解ください。
想定する値幅の上限、下限に近づいて価格が推移してきた場合には証拠金維持率に注意して資金管理をおこなってください。
「2段階手動リピート版設定管理ツール」で計算が可能な通貨ペアに関しては、私が運用している豪ドル/円をはじめ、米ドル/円、ユーロ/円などのクロス円通貨で利用可能となっています。
ユーロ/米ドルなどのクロス円でない通貨ペアには対応していませんのでご注意ください。
まとめ
手動リピートFX設定管理ツールの紹介と利用方法についての解説は以上となります。
私が運用している手動リピートFXの設定はブログで公開していますが、慣れてきたら是非オリジナルの設定でも運用をしてみてください。
資金や目標に応じて設定をアレンジすることで、効率的に資金を動かしていくことが出来ます。
私はとにかくロスカットを避けるような設定で運用していますが、設定次第では手動リピートFXでも年利10%以上を目指すことも可能です。
ですが利益を求めるほどにリスクが高まってくるのも資産運用の特徴ですので、万が一の場合の解決策は常に考えておくことをオススメします。
設定管理ツールを活用して上手に資金管理をおこない、長期での資産形成を目標にしていきましょう。